SHUZOくんの知恵袋

経営している会社が倒産しそうですが、自宅を家族に残せますか?

【質問】

私は60代で小さな学習塾を経営しています。妻と子供が一人います。実は会社の経営がうまくいっておらず倒産させることを考えています。銀行からの融資残高が2000万円ほど残っており、代表者としての連帯保証をしています。自宅は私名義で、住宅ローンはまだ少し残っています。住宅ローンを完済して自宅不動産だけは家族に残してあげたいと思っているのですが、会社が倒産するならこの家も手放さないといけないでしょうか。なんとか自宅を残せる方法はないでしょうか。

【回答】

まずは、そもそも会社を倒産させるべき状況なのか、専門家に相談して、倒産した方がいいのかどうか検討してみてください。業種や業態にもよりますが、2000万円の返済は可能かもしれません。

次に、会社が倒産する場合、代表者が連帯保証をしていれば、通常は代表者個人も自己破産をすることになります。なぜかというと、会社が支払えない債務を代表者が個人で支払えることはないのが普通だからです。その結果、自宅不動産は手放さざるをえなくなります。

もっとも、本件のように生活の本拠となる自宅を手放したくない人のために、個人再生という手続きがありますので、この手続きを利用することを検討すると良いでしょう。詳しい説明は省きますが、例えば債務が300万円に減縮された上で、住宅ローンを支払いながら、その金額を3年間で分割払いをするというものです。この手続きが利用できれば、会社を倒産させつつ、自宅を残すことが可能となります。

もっとも、あなたが現在保有している資産や今後の収入見込みや債権者の対応などによって、このような結論を導けるかが変わってきますので、これについては絶対に弁護士さんに相談することをおすすめします。

(弁護士堤悦朗)

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