SHUZOくんの知恵袋

老後の資産確保のためにと思い宝くじを買い続けています。もったいないでしょうか。

【質問】

私は40代会社員ですが、専業主婦の妻と子供3人がいます。まだまだ元気ではありますが、いつ働けなくなるか不安になる日もあります。うちの会社は退職金もそれほどないし、子どもたちの教育費用など目の前のことの必要資金を考えると、老後の資産は確保できないように思います。ですので、毎回ジャンボ宝くじが発売される度に約1万円分購入していますがなかなか当たりません。妻からはもったいないと言われるのですがどうなんでしょうか。

【回答】

40代で老後のための資産形成を考えるのはとてもいいことだと思います。ただ、宝くじを老後の資産形成手段にしようとするのは無謀だと思います。というのも投資効率が極めて悪いからです。奥さんから文句を言われるのも理解できるところです。

そもそも宝くじの期待値(還元率)は50%未満です。購入代金のうち賞金に充てられるのは半分ほどで、さらにそこから経費を差し引いた分が自治体に分配されます。ですので、買ったその瞬間に価値が半分になるチケットのようなものです。

また、当選確率が極めて低いです。ジャンボ宝くじで言えば、1等5億円が当たる確率は1000万分の1です。つまり、10万円購入しても約3万分の1の確率です。これをあと40年間続けても99.9%当選しないわけです。    

2等の1000万円でも当選確率は500万分の1です。10万円を40年購入し続ければ、約0.04%の可能性で当たるくらいの計算となります。

このように、投資効率としては極めて脆弱なので、資産形成の手段としては他の投資方法を選択したほうがいいと思います。とはいえ、当選確率はゼロではないので、寄付をしながら夢を買うという感覚であれば、(あなたの収入にもよりますが)宝くじの購入がもったいないとまでは言えないように思います。

(弁護士堤悦朗)

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